【書評】ホリエモンのおススメ本「多動力」!これが新時代の思考法だ!
はじめに
かつて時代の寵児と呼ばれ、飛ぶ鳥を落とす勢いでライブドアを成長させた男、堀江貴文。
しかし出る杭は打たれるという日本社会の性質により、(逮捕の経緯については諸説ありますが)刑務所に入れられることになりました。
常人ならば恐らく逮捕された時点で人生に絶望していたと思います。
しかしホリエモンの場合は落ち込むどころかよりパワーアップしている感じがします。
なんど倒れてもめげない不屈の精神。悪びれない、反省しないとも言えそうな感じですが、そのメンタルは見習いたいですよね(笑)。
この記事で紹介する「多動力」は彼の合理的な思考、メンタルの持ち方についてわかりやすく説明してあります。
普通の自己啓発本では学べないホリエモン独自の考えを知ることはそれだけで意味があると思います。
なのでホリエモンが好きではないという方も読んでみるのをおススメします。
感想
やっぱりホリエモンの考え方は鋭いと思います。
常識を疑問に思い、それが間違っていればもう一度自分で最適解を探す。
世間全般では常識とされることも「ほんとにそうか?いや違うでしょ?」と疑って、自分の頭で考えなおします。
常識というのは人類が生活していくうえで自然に発見した、その時代での最適解だと思います。
報告は電話でする、一つの会社で勤め上げるといった常識はここ数十年で生まれたものだと思います。
数十年物間生活するうえで「こうすれば円滑に物事が運ぶ」という考えを集めたものが常識です。
常識の前提にあるのは、その時代の生活、テクノロジーです。
前提が変化すれば常識は変わります。
そう考えれば常識の前提条件が目まぐるしく変化する現代では、常識に頼るのは間違っているかもしれません。
ホリエモンのように自分の頭で考えることが大切なんだと思います。
とはいえ本書にある「会議中にスマホをみろ!」とか「電話してくる奴と仕事するな」っていうのは無理な話であると思います。
為になる部分とそうでない部分を取捨選択しながら読むのが大切だと思います。
本書での一番の見どころは「メンタルの育て方」についての章。
「恥をかいた分だけ自由になれる」という言葉があるが、これをホリエモンが語るのは説得力があります。
以前しゃべくり007にホリエモンが出ていた時にカラオケが好きという話題から、ブルーハーツの青空を歌わされることになりました。
何人もの観覧客やスタッフが見ている状況で歌うのは恥ずかしいと思います。
断ろうと思えば断れたと思うんですが、逆に「そんなガッツリ歌わなくても」といわれるぐらい長く歌いました。
恥をかくことを恐れなければ自由になれる。
恥をかくことを恐れるのは自分の人生でNG項目を作ることです。
それはほかの誰でもない自分自身が自分を不自由にすることに他ならないです。
僕もホリエモンを見習ってどんどん恥をかけるようになりたいですね。
最後に
他の人間にはない独自の視点を持つホリエモンの考えは、知るだけで自分の視野を広げてくれます。
彼は行動することが重要であると、繰り返し言ってますから本で得た知識をしっかり行動でアウトプットしたいですね。